春ごとの花に心をなぐさめて...


明日は69歳の誕生日です。

と言っても全然嬉しくないのですが。


「春ごとの花に心をなぐさめて

 六十路あまりの年を経にける」 西行


西行の場合の花は桜でしょうが、この歌は花を

愛するガーデナーの心にもぴったりと当てはまる

気がします。

六十路の次は何ていうのかな。



西行の歌をもう一首。この歌はこの年になると

ずしんと心に沁みます。


「わきてみん老木は花もあはれなり

いまいくたびか春にあふべき」


老(おい)木は花もあはれなり...なんてリアル

ですね。

それにいまいくたびかという気持ちも強くしますね。


短歌とか若い時は全く好きではなかったのですが、

年を重ねるに従って段々と心に触れる歌に出会う

ようになりました。


短い詩の中に込められた日本人の心情、感性は

本当に素晴らしいものだと思います。



今日は、以前仕事を一緒にした方が、東京から

大型二輪車を飛ばして、カフェに来てくれました。

嬉しいことです。

カフェを始めて良かったと思える時ですね。

それにしても、あんなに大きな単車(1250C C?)

を乗りこなすなんてすごいです。