風吹かぬ日は寂しかりけり。

これは一昨年の京都寂光院の紅葉の風景

です。

「今年は、ついに京都の紅葉見れなかった

なぁ」とまだ未練がましく言ってます。


平安時代の嵯峨野の山奥はどんなにか寂しい

ところだったのだろう。

世を捨ててここに住んでも、世の中の憂い

から逃れることはできなかったのかなぁとか、

色々想いが広がります。


「世の中よ道こそなけれ思ひ入る

山の奥にも鹿ぞ鳴くなる。」

太后大夫俊成(千載集)


「この世の中には、逃れる道はないのだ。

 逃れようとして山の奥に遁世したとして

もそこに鹿が悲しげに鳴いている。」


こういう歌の世界にこの頃なぜかとても

惹かれます。


舞台は変わって西熱海のカフェ・ミモザ

まあ寂光院とは比べ物になりませんが、

ここでも秋が深まっています。


「山里は松の声のみききなれて

風ふかぬ日は寂しかりけり」

大田垣蓮月


今日は風のない静かな日で、こんな歌の気分

がしました。

ここ西熱海も山里ですからね。

でも、風はあまり好きではないのですが。


夕方の雲。山里は空がきれいです。

夜の星空もすごくきれいですよ。


ベンチの奥は、紅葉したカエデ、ミモザ

ヤマモモ、サルビア・レウカンサ、チョコ

ラーテ、サルビアが入り混じってます。


白いコスモス。清楚な美しさですね。

もうそろそろコスモスも終わりですけど。


庭木の植え替え計画、今日も頑張りました

が、大苦戦しています。

カナダカエデの根が深くて、まだ掘り起こ

せません。

もう、止めようかなという考えが一瞬頭を

よぎりましたが、弱気は禁物。

明日も頑張ります。


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