春愁の日

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今日の熱海は一日中雨でした。

春雨は、夜になっても降り止みません。


  「花は散りその色となくながむれば

   むなしき空に春雨ぞ降る」

        式子内親王


「花は散り果ててしまい、美しい色に

惹かれるということもなく、眺めて

いると何もない空に春雨が降って

いるよ」


むなしき空という言葉に、春の悲哀感がこもって

います。

「春愁」という美しい日本語もありますね。

  

式子内親王は1149年生まれ。

孤独で憂いの多い生涯を送った女性だそうです。

百人一首の選者である藤原定家(13歳年下)

と秘かな恋愛関係にあったと言われてます。


13歳年下の有名な歌人との秘めたロマンス

なんて話としては素晴らしいですね。


でも、なにしろ800年以上も昔のことです

から真偽のほどは分かりません。


確かなことは、彼女の優れた歌が800年

以上もの時代を経ても、我々の感性に訴えて

くる力があるということですね。


雨に濡れているガーデンです。

明日は晴れの予報です。

楽しみにしていますよ。

去年の夏にはすっかり枯れてしまった芝生、

今のところは青々としています。


カフェ・ミモザは明日も営業しています。


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