もう晩秋です。

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今日の熱海は一日中暗い曇天の空模様でした。

冷たい風も吹き、もうすっかり晩秋ですね。


今日はカフェミモザは定休日なので午後は

ずっと庭仕事が出来ました。

ガーデンの花は、まだ秋の花とストックなど

これからの花がゴッチャに植わっています。

そろそろ春の球根も植える時期ですし、

やることは山ほどありますね。


隣り町の函南町の田んぼの稲も黄金色に

実っています。


「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」

とても良い格言です。地位が高くなったり、

仕事ができる人ほど謙虚でなければならない

ということですね。


さて、今日もソウル旅行記の続きです。


今回の旅行で特に感心したのは、ソウルの

中心部を流れる清渓川(チョンゲチョン)の

復元のことです。


この川は1950年代から60年代の韓国の

経済成長にともない、水質が汚濁し、川岸は

スラム化してしまいました。

このため、40年ほど前に、この川は暗渠化

され、その上に高架道路が架けられました。


しかし、2000年代に入り、清渓川の復元の

世論が高まり、2003年から2年ほどかけて、

高架道路の撤去と同時に河川の復元工事が行わ

れたそうです(全長約5.8km)。


地下水の放流や親水設備の整備も行われ、

写真のような水のきれいな川がよみがえり

ました。

こうして、この川は今では市民の憩いの場に

なっています。

これは大変素晴らしいことだと思います。


東京でも多くの川が暗渠化され、上に高架道路

が架けられています。

経済成長至上主義の時代の産物ですね。

これを元に戻すことが可能なんだなんて

考えたこともなかったです。


この復元工事を英断をもって実行したのが、

当時のソウル市長、現在の

李博明(イミョンバク)大統領だそうです。

政治的なプロジェクトとの批判もあるそう

ですが、これは都市の環境や美観を重視した

立派な事業だと思います。

その実行力は大したものだと思います。


東京の日本橋の上には醜い首都高の高架が

走っていて、景観を著しく損なっています。


日本橋の上の高架を撤去して、地下道にしよう

という計画もあるようですが、とても実現する

とは思えません。


日本では都市の景観についての意識が低すぎ

ます。

都市計画については、韓国に学ぶべきことが

多いなと思いました。


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