いちばん肝心なのは...


紅葉深まる秋の3連休なのに、お天気が悪い

ですね。

今日も暗い曇天で、肌寒い一日でした。


カフェミモザの看板の隣のヤマモミジも

少しづつ散り始めています。

隣のトウカエデは黄色く色づいてきました。


ガーデンの花も少なくなってきましたが、

この赤と白の二色の花のセージはまだ咲いて

います。


ウインターコスモスもまだ頑張っています。


花は枯れても、その下からもう来年の春の

花期の準備を始めている花達がいます。

これは、フリージアの芽です。


  ときどきわたしたちは、水気のなくなった、

いろんな過去の思い出につつまれて、すえた

匂いをはなっているように思われることが

  ある。

  わたしたちが現在とよぶ古い作り土のなか

  に、どんなにたくさんの太った白い芽が

  ぐんぐん伸びているか、どんなにたくさん

  の種がこっそり芽を吹き、どんなにたくさん

  の古い挿木苗が、いつかはかがやかしい生命

  に燃え上がる一つの芽となって、生きて

  いるか、もしもわたしたちがそれを見ること

  ができたら...


水仙ムスカリも芽を出し始めました。


  秘められた将来の繁栄をわたしたちのなか

  にながめることができたとしたら、おそらく

  わたしたちは言うだろう。

  ーーおれたちのさびしさや、おれたちのうた

  がいなんてものは、

  まったくナンセンスだ。いちばん肝心なのは

  生きた人間であるということ、つまり育つ

  人間であるということだ、と。

   カレル・チャペック 「園芸家の12ヶ月」


長い引用になりましたが、とても良い言葉だと

思います。

園芸は、花や木の生命を通じて、色々なことを

教えてくれます。


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