人は古りゆく



今日は、昔勤めていた職場のOBの新年賀詞

交歓会があり、東京に出かけました。


わざわざ東京まで行くのも面倒だし、あまり

気が進まなかったのですが、この種の集まりに

一度でも出なくなると、もうこれからずっと

出なくなってしまうような気がして、気を取り

直して行って来ました。


まあ、昔の仲間に会えば、それはそれで楽し

かったです。

一緒に同じ釜のメシを食った仲間というのは、

懐かしいものですね。


でも、今生きているのは、全く別の世界。

過去は過去だなあ。

と、帰りの東海道線の中で、ガーデンカフェの

マスターは思いました。


それにしても、久しぶりに会うと、皆年を

取ったなあと思います。


「冬過ぎて 春の来たれば 年月は

新たなれども 人は古りゆく」

      よみ人しらず


と、ついついこの歌のように、「年月は新しく

なるけれど、人は年を取ってしまう」と老いを

嘆きたくなってしまいがちです。


しかし、一方で、こんな歌もあります。


「物皆(ものみな)は 改まる良し 

ただしくも 人は古りゆく 宜(よろ)し

かるべし」


         よみ人しらず


「物はみな新しくなるのが良い、ただし人は

むしろ年を取って、古くなる方が良い」という

歌です。

まあ、こういう風に万事ポジテイブに考えた方

が良いですね。


どこにでもありそうな、親子丼とかけそばの

セットランチです。

交歓会では、殆ど食事が出来ず、お腹が空いた

ので、勤めていた頃に良く行っていた蕎麦屋で、

久しぶりに食べました。

シンプルだけど、懐かしい味がしました。

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