しのぶれど

人気ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックして、応援してくださいね。



ただひとつの薔薇 それはすべての薔薇

そしてこの薔薇だ 代わりうるもののない

完璧な しなやかな言葉が

ものたちの織りなす文(ぶん)に縁(ふち)

どられている


どのように語ることができよう 薔薇が

なければわたしたちの希望であったものを

そしてたえず発とうとするその出発のさなか

に訪れるやさしく甘美な間歇(かんけつ)を


ライナー=マリア・リルケの「薔薇より」と

いう長い詩の一節です。

「愛のフランス詩集」吉田加南子編・訳より


ちょっと難解な詩で、意味が良く分からない感じ

がしますね。

薔薇を讃えている詩ではあるようですが。

   

このバラは「しのぶれど」です。


しのぶれど 色に出でにけり わが恋は

物や思ふと 人のとふまで

          平兼盛


リルケの饒舌で難解な詩と違って、日本の短歌

は簡潔で良いですね。

短い歌でも、人知れずに恋する切ない気持ちが

良く伝わってくる歌だと思います。


昨夜の強風が止んで、今日は暑い初夏の一日に

なりました。

カフェがオフの今日は、一日中庭仕事に打ち

込みました。


アーチを覆っているアイスバーグが今年は良く咲きました。


今日の庭仕事は、枯れ始めた春の花の整理と

夏花の植え込みです。


この赤いルピナスと薔薇のコンビネーション、

派手で強烈ですね。

まあ、赤いルピナスはあまり趣味ではないの

ですが、苗を買う時には、花の色が良く分から

ないのです。


こちらのは、良い色ですね。ひっそりと咲いて

います。


人気ブログランキングに参加しています。

下のバナーをクリックして、応援して

くださいね。