フランス映画「大臣とその影の男」

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今日の熱海は、大雨洪水注意報が出て、

雨の一日でした。


昨日も今日もせっかくのオフなのに、

この雨ではねえ。

庭仕事が出来ず残念です。

窓から雨の降るガーデンを、時々ぼんやりと

眺めていました。


ぼんやりとしてばかりいるのも退屈なので、

DVDを借りに行ってきました。

でも、お店には韓ドラなどが多くて、あんまり

見たいDVDがなくてねえ。


劇場未公開のフランス映画「大臣とその影の男」

という映画があったので、借りてきて見ました。

フランスでは、セザール賞で、6部門にノミ

ネートされ、助演男優賞脚本賞を受賞している

映画です。


ガーデンのカサブランカは、雨で散ってしまい

ましたが、切った花はこうしてまだ咲いて

います。


フランスの政界の内幕を描いた映画で、主役の

運輸大臣と20年間連れ添っている秘書官、

そして大臣のスタッフ達が、政治の世界の権力

闘争をテーマにして、ドラマを繰り広げます。


国鉄の民営化を巡る財務大臣との争い、大統領や

首相との関係など政治の世界の権力争いは、

どこの国でも同じですね。


大臣を支える秘書官が重要な役で、小泉元首相

と飯島秘書との関係を思い出させます。

政界でも、実業界でも有能なスタッフが不可欠

ですね。


この映画の背景には、停滞するフランスの経済、

財政の悪化、高い失業率などがあって、これに

絡んだストーリーが展開します。

ただ、あまりドラマチックなストーリーではなく、

淡々と話が進んでいきます。


フランスの政界という、あまり関係のない世界を

テーマとした映画なので、お客が入りそうもない

ので、劇場未公開となったのでしょうね。


大臣の地位にあっても孤独で、夜飲みに行き

たいと思っても連れがいません。

携帯の電話帳を見ながら、4000の電話番号

があるのだけど、誰も一緒する奴がいないと

言っていたのが、印象的でした。


結局、臨時の運転手の家に行き、飲みすぎて倒れ、

運転手に家に担がれて帰ります。

この運転手は、長期に失業中で生活が困窮して

いるのですが、正雇の運転手の産休の間だけ

雇われます。

こういう雇用を、政府は雇用政策の宣伝材料に

しています。


この運転手は、その後重大な事故を起こして、

悲劇的なことになるのですが。


雨に降られたオフでしたが、アッと言う間に

終わってしまいました。

カフェミモザは、明日から営業です。


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