半沢直樹と若山牧水

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今日も暑い一日でしたね。


お盆休みなので、熱海は海水浴に来る若い

人たちで大変な人出です。

今年は、今までになく、海水浴のお客が多い

ように思います。


普段は老人の多い町の光景が、大勢の若い人

が行き来しているせいで、若返ったように見え

ます。

あまり若者の喜ぶような魅力のある場所が

少ないのがご残念ですが。


テレビドラマ「半沢直樹」が大人気ですね。

「やられたら倍返しだ!」と組織の不正に

立ち向かっていく主人公の行動に、多くの人

快哉を叫ぶのは良く理解できます。


現実には、そんなことは不可能で、心ならず

も我慢や忍耐を重ねているからですね。


バブル時代、銀行という組織の陰湿さ、

国税という国家権力などの背景もさること

ながら、このドラマの面白さは、悪役にあり

ますね。


上司の支店長、ゴマすり副支店長、その上の

常務、人事部派閥、国税の査察官などのいや

らしさなど、いずれも真実味がある話です。


主演の堺雅人のドラマを見るのは初めて

ですが、はまり役です。


実は、大分前に堺雅人と伊藤一彦の対談

「ぼく、牧水ーー歌人に学ぶ「まろび」の美学」

という本を読みました(角川oneテーマ21、

2010年)。


堺雅人の高校時代の恩師である伊藤一彦

歌人若山牧水記念文学館長)とが同じ

故郷宮崎の歌人若山牧水をテーマに縦横に

語り合った本です。


若山牧水のこと、人生観、芸術観などに話が

広がって、面白い本でした。

何よりも、本当に羨ましい二人の師弟関係に

感心しました。


この本を読んで、堺雅人という人が単なる

イケメンの俳優ではないなと思っていたの

ですが、今回の大ヒットで一躍脚光を浴びた

ことは、ご同慶の至りです。



若山牧水の歌の内、二首が本の冒頭の写真の

ページに載っています。


  けふもまた こころの鉦を うち鳴らし 

うち鳴らしつつ あくがれて行く


  いざ行かむ 行きてまだ見ぬ 山を見む 

このさびしさに君は耐ふるや


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