大統領の料理人

人気ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックして、応援してくださいね。


熱海は、台風の直撃は避けられたよう

ですが、現在、大雨、雷、強風、波浪、

洪水警報が出ています。どうなることやら。


このウインター・コスモスも散ってしまう

かもしれませんね。


これは、一昨日の銀座の松屋マロニエ通り

です。


さて、一昨日銀座のシネ・スイッチで見た

映画「大統領の料理人」の話をしましょう

(2012年作、フランス映画)。


結論から言うと、すごく面白い映画でした。

テンポも良くて、すっかり楽しんでいる内に、

見終わってしまいました。


フランスの大統領官邸、エリゼ宮で、女性初の

シェフとして、ミッテラン大統領の料理人

なった、実在の人物ダニエル・デルプシェの

物語です。


トリュフの名産地、ぺリゴールで、小さな

レストランを営んでいた女性に、

大統領官邸から迎えが来て、大統領専属の

料理人になるよう要請。


フランスの家庭料理を、大統領の個人的な食事

のために作って欲しいとのことで、この仕事を

引き受ける。

スタッフに若いパティシエが一人、配属される。


大統領官邸の調理部門には、料理長以下20人

以上の男性スタッフがいて、初めての女性調理人

に対して、反感、嫉妬し、意地悪を繰り返す。


そんな中でも、彼女は負けずに、次々と

美味しい家庭料理を作り、大統領からは大変

気に入られる。

そして、大統領と彼女との間には、料理を

通して、絆が生まれるようになる。


彼女の作る美味しそうなフランス家庭料理が

この映画の見所の一つです。

キャベツとサーモンのファルシ、牛フィレ肉

のパイ包み焼き、そして、デザートのサントノレ

など。。。 見ているだけでよだれが出そう

でした。


しかし、官邸のスタッフの官僚主義や無理解が

、彼女の官邸での料理の大きな障害になって

きます。そして、2年ほどで彼女は辞職して

しまいます。

「これじゃ、やってられないよ」という感じ

ですね。


そして、彼女はフランスの南極基地の料理人に

なります。


映画では、この南極での生活の中で、大統領

官邸での話が思い出されるという形で

ストーリーが展開します。


基地の皆から愛される調理人と孤立していた

大統領官邸での生活が対照的です。


そして、一年間の基地生活の後、彼女は新たな

生活に。。。


一番面白かったのは、一番上の上司(大統領)

とは、気持が通じたのだけど、同僚

(他の料理人)や中間の幹部(官邸の官僚)

とは、折り合えない。彼女には全く落ち度は

ないのだけど。


このため、折角の恵まれた才能が発揮できない

という、組織と個人の軋轢という点でした。

でも、彼女は強い女性で、毅然として生きて行く

という姿が素敵でした。


彼女が辞めることになると、官邸の既存の料理人

たちは、「ヤッタァ!」と大喜び。

イヤなことですが、良くあることですね。


もっと、書きたいことがあるのですが、長くなり

すぎました。また明日。


人気ブログランキングに参加しています。

下のバナーをクリックして、応援して

くださいね。