寂しい秋の歌

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今日も気持ちの良い秋晴れの日でした。

こうして毎日秋が深まっていきます。


思ふこと さしてそれとはなきものを

秋の夕べを 心にぞ問ふ

   新古今和歌集   宮内卿


思い悩むことは、これといって指し示すもの

はないのに、秋の夕べはどうしてこのように

哀しいのか、わが心に問うよ


秋の歌は、寂しさや哀しさを詠ったものが

多いですね。

何となく物悲しい秋の夕方の気分が伝わる

歌です。



今よりは また咲く花もなきものを

いたくな置きそ 菊の上の露

   新古今和歌集  権中納言定頼


こらからは他に咲く花もないので、心ゆく

まで眺めていたいので、ひどく置かないで

おくれ菊の上の露を 


まあ、平安時代の昔は、菊が終わってしまうと、

もう咲く花もなかったのでしょうね。


今は、パンジービオラ、ストックなど真冬

でも咲く花があります。

それでも、秋から冬の庭の眺めは、寂しく

なりますが。


今日は、ビオラとノースポールを少し植え

込みました。

やっぱりこういう一年草がないと、ガーデン

が寂しくなりますね。


まだまだ芝生は、青々としています。


今日は、午前中に大分庭仕事が出来ました。

剪定ハサミを持って、枯れたミソハギ

ハクチョウ草などを、バサバサと刈り取り。

来年、また咲いておくれ。