弥生になりぬれど

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強風は止みましたが、今日はどんよりと曇った

暗い一日でした。

まだ、部屋の中にいた方が暖かくて、居心地が

良いようです。

春は足踏みしていますね。


今日は、カフェミモザのシンボル、ミモザの木

も曇天の下で、輝きがありませんでした。

やはりミモザには、抜けるような青空が似合い

ますね。

    

いつの間にか、新芽が生えてきたベンケイソウ

です。

去年は、虫に食われて散々でしたが、元気な

芽が出てきました。

今年は、虫が出たら、薬をかけて駆除して上げる

からね。


さて、今日もクリローの写真のUPです。


  月よめば すでに弥生に なりぬれど

  野辺の若菜も 摘まずありける

             良寛

  いつのまにか野に生えた若葉も摘むこともなく、

  既に三月になってしまった。寒い春だなあ。


良寛さん、73歳の時の歌だそうです。

そうか。ミモザ店主と同じ年の時の歌なのですね。


察するに、良寛さんの心の中に去来したのは、

単に春の寒さだけではなく、荒涼とした老いの

寂しさでもあったようにも思えます。


まあ、同じ年でないと、この感じは分からない

かもしれませんね。


でも、あまり良寛さんに感じ入っていないで、

気持ちをもっとポジティブに持っていきま

しょうか。


いずれにしても、華やかに花が咲き、鳥が歌う

明るい陽射しの春が待ち遠しいですね。


夜に、源泉かけ流しの温泉に行ってきました。

温泉は、やはり気持ちが良いですね。

心身ともに癒されます。