ためらい捨てて

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「この間、数株買って来たビオラを植えたら、

元気に咲いているよ。春の花なのに、早過ぎる

よねえ」


「今から咲いて、冬越しが出来るのかい?」


「最近は耐寒性の強い品種が生まれて、寒い冬

を越えて、来年の春過ぎまで咲くんだよ」


秋明菊があまり先を急がないで、もう少し

ゆっくり咲かせてほしいよと言っているよう

だよ」


「そうだろうな。夏を越えてやっと花が盛りに

なったんだものね」


「今日は、日が照ったり、雨が降ったりして、

変わりやすいお天気だったね」


「そうだね。これじゃ今年は日照不足だね。

ガーデンの花も元気がないや」


秋の七草の一つ、フジバカマもガーデンで

咲いているよ。地味な花だねえ。


毎年引用しているけど、この歌良い歌だろう。


  些細なることにてありき本日の

  ためらい捨ててフジバカマ咲く

     鳥海 昭子


   (花言葉 あの日のことを思い出す)


「いやー、出ましたね、秋の短歌。まあ、一首は

仕方ないか」


「まだ、どんどん行けるけど、この辺で止めて

おいてやるよ。

秋を詠んだ良い歌は沢山あるのだけど、情緒の

ない人に聞かせても無駄だからね」


「演歌、歌謡曲なら良いよ」


「どうも趣味が合わなくて困ったものだ」


ミモザ3兄弟の長男坊、元気だろう。

来年の春が今から楽しみだよ」


「花が咲くまでには、これから深まる秋を終え、

その後に来る長い冬を越さなければいけない

からね。元気で頑張っておくれよ」


「まあ、お互いにね。じゃ、また明日!」