暗い歌が多いなあ

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今日は今が盛りのカンパニュエラの写真

をUPしましょう。


今日は一日中曇りで、陽射しがなかった

のですが、写真にはこの位の方が良い

ですね。


最初は薄ムラサキ色の花です。

半透明の花がきれいですね。


昨日は「時は去りゆく」と悲観的な歌を

引用しましたが、今日もまた行きますよ!


古今集を読んでいると、命の儚さを詠んだ

歌が満載です。


 たれ見よと花さけるらん 白雲のたつ

 野とはやくなりにしものを

     よみ人しらず


 だれが見るようにと花が咲いているの

 だろう 花を見るべき人はなくなって、

 ここはとっくに白雲のたつ野と荒れて

 しまったのに


植えた花がせっかくきれいに咲いているのに、

植えた人はもうこの世にいない!

なんて他人事とは思えないなあ。

 

 老いぬればさらぬ別れもありといへば

 いよいよ見まくほしき君かな

    業平朝臣

 年を取れば避けられない別れ、死別が

 あるのだから、いっそう君に会いたい


この前会った時にはあんなに元気だった

のに。。。なんてことは珍しくなくなって

きました。


 
 数ふれば とまらぬものをとしといひて

 今年はいたく老いぞしにける

    よみ人しらず


 数えても 止らないものを年といって

 今年は本当に年を取ってしまったなあ。

 

この歌のように年を取ることを前向きに

捉える歌もあります。


 老いぬとてなどかわが身をせめぎけん

 老いずは今日(けふ)にあわましものか

    藤原としゆきの朝臣


 私はこれまで、老いてしまったとわが身

 を恨み嘆いていたが、どうして怨み

 嘆いていたのだろうか。

 年をとらなかったら、今日のこの嬉しい

 めに会わなかっただろうに。


どっちの歌に共感を覚えるかですって?


まあ、たまに最後の歌に共感を覚えるけど、

普段は暗い感じでいるのでしょうね。

この花を来年も見れるのかなあ。。。とか。

庭仕事をしながらブツブツ呟いています。



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