気温が高い日が続き、ガーデンの花は咲いては
直ぐに散ってしまいます。
わが宿に 植ゑて育てし 百くさは
風の心に 任すなりけり
風が吹くと花は散ってしまいます。
そうか、風の心に任せるのですね。
こんな歌も思い出しました。
今よりは花みん人に伝へおかん
世をのがれつつ山に住まへと
世をのがれつつ10年間熱海の山に住んだ
のですが、もう直ぐ都での生活が始まり
ます。
春ごとの花に心をなぐさめて
六十路(むそぢ)あまりの年を経にける
六十路あまりはもうとっくに過ぎましたが、
花に心をなぐさめる気持ちは、今でも少しも
変わりません。
地植えにしたペチュニアの花が良く咲いてます。
わきて見ん老木(おいぎ)は花もあはれなり
今いくたびの春にあふべき
本当に今いくたびの春に会うことが出来るの
だろうか。
「老木は花もあはれ」というのは、厳しい言葉
ですね。
良き歌を幾つか読みて鎮まりし
心のまにま今宵眠らむ
井上 光貞
今晩はこの歌のような気持ちです。
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