今日も軽井沢ネタです。
レイクガーデンのバラの写真はUP
しましたが、今日はレイクガーデン
の草花をUPします。
湖の周りには色々な花が咲いています。
花を眺めながら湖を一周することが
出来ます。
つまらない説明より今日は素敵な
立原道造の詩を引用しましょう。
その日は 明るい野の花であった
まつむし草 桔梗 ぎぼうしゆ
をみなえしと
名を呼びながら摘んでいた
私たちの大きな腕の輪に
また或るときは名を知らない花ばかりの
花束を私はおまへにつくってあげた
それが何かのしるしのように
おまへはそれを胸に抱いた
その日はすぎた あの道はこの道と
この道はあの道と 告げる人も もう
おまへではなくなった!
私の今の悲しみのやうに
叢(くさむら)には
一むらの花もつけない草の葉が
さびしく 曇って そよいでいる
「甘たるく感傷的な歌」 立原道造
いま だれかが 私に
花の名を ささやいて行った
私の耳に 風が それを告げた
追憶の日のやうに
いま だれかが しづかに
身をおこす 私のそばに
もつれ飛ぶ ちひさい蝶らに
手をさしのべるやうに
ああ しかし と
なぜ私は いふのだろう
そのひとは だれでもいい と
いま だれかが とほく
私の名を 呼んでゐる・・ああ しかし
私は答へない おまへ
だれでもないひとに
「さびしき野辺」 立原道造
軽井沢や追分を愛した昭和初期の詩人
のため亡くなってしまったのです。
あまりに若すぎますね。
彼の詩に溢れる瑞々しい感性は今でも
失われていないと思います。
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