おもいつく事みなふるうなる。

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今日は春のチューリップの写真をアップしま

しょう。

もうこれまでにアップしたものもありますが、

ご容赦ください。


今日は東京に行って来ました。

お昼に昔の職場の新年OB会がありましたが、

30年以上も過ごした職場の仲間の会です

から、とても懐かく楽しかったです。


夕方からは神田で小唄のお稽古でした。

3月に内幸町ホールで舞台があり、「佃流し」

と「紺の前だれ」を唄うことになっています。

もう直ぐなので、少し気を入れて練習しなけれ

ばいけませんね。


「佃流し」は「意地を命の深川育ち..」とか

「浮世さらさらさらりと捨てて..」という

歌詞がとても気に入っている唄です。


「紺の前だれ」は「紺の前だれ 松葉を染めて 

松に紺とは気にかかる」というだけの短い唄です。

松(待つ)に紺(来ん)というシャレが歌詞に

なってます。

短い唄ですが、節回しが結構難しい唄です。


昔の仲間に会って、年を取るということを

改めて考えました。


「人は、青春のあやまちを老年に持ち込んでは

ならない。老年には老年自身の欠点があるの

だから」

      ヨハン・エッカーマン


とても厳しい言葉ですね。

そんなにきっぱりとけじめをつけることが出来

るのかなぁと思います。

老年には老年自身の欠点があるのは確かです

けどね。

どうも凡人は青春と老年のあやまちがごちゃ

混ぜになりそうです。


昨日の日経新聞の夕刊の「明日への話題」と

いうコラムで、ドイツ文学者・エッセイストの

池内 紀さんが「老い六歌仙」を書いておられ

ます。

大変面白くて、思い当たることが沢山あります。


くとふなる気がみじこなるぐちになる

おもいつく事みなふるうなる


「くとふなる」は「くどくなる」でしょうね。

「おもいつく事みなふるなる」というのは痛い

ところですね。

新鮮なアイデアなんて出て来なくなっている

ものなぁ。

話もついくどくなり勝ちですよ。



聞たがる死にともながるさびしがる

出しゃばりたがる世話やきたがる


あーあ、辛いけどこれも当たってますね。


皺がよるほくろが出来る腰かがむ

頭がはげて毛は白なる


うーん、そうなっても、ガーデニングだけは

頑張らなくてはいけないな。もう意地ですね。


「老いは容赦なくやってくる。認めたくないし、

目をそらしていたくても、しかし、老いの実態

をきちんと見ておくのも老いたものの英知では

ないだろうか」と池内さんは書いておられます。


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