今日も朝から猛暑の一日。
水やりは暑くならない前にすること
が鉄則ですね。
特にプランターに強い日が当たると、
土の温度が極めて高くなってしまう
ので、そこに冷たい水をやることは
禁物です。
あれ、シニア・ガーデナーさんが
今日も庭でぶつぶつ言っているぞ。
また、いつもの自慢話だろうな。
この暑さなのに朝早くから庭仕事、
年を考えて無理しない方が良い
のにねえ。
おい、また人にケチをつけに来たん
だろう。
お前もな、あら探しばかりしていな
いで、少しは粋な恋でも出来んのか
なあ。
まあ、その面構えじゃ無理だろうと
思うけどね。
こんな歌知らないだろうな。
忍のぶれど色に出でにけりわが恋は
物や思ふ問ふまで
平 兼盛
何ですかそれ、訳わかんないすよ。
まあ、恋の歌なんだろうけどね。
じっと我慢しているけれど、私の恋は
顔色に現れてしまった。何か物思いを
しているのではないかと人に問われる
まで。という歌さ、良いだろう。
何でそんなにうじうじしているのかね。
好きなら好きとはっきり言えば良いの
になあ。
まあ、シニア・ガーデナーさんの年代
の人は意気地がないんだよね。
まあ、君たちは慎み深さとは無縁の
人種だからね。
それじゃ、この歌も無理だな。
恋すてふ我が名はまだき立ちにけり
人知れずこそ思ひ初めしか
壬生 忠見
恋すてふって何ですかね。
これも良く分からない歌だな。
まあ、無理だろうな。
こういう歌だよ。
恋するという私の評判は早くも立って
しまった。
人知れず思い始めていたのに。
という歌さ。
他人には分からないと思っていたのに
バレちゃったという訳か。
今風に言えば、バレバレになったと
言うことだね。
よほどジロジロと見つめていたんだ
ろうな。そりゃバレるぜ。
まあ、君に歌の講釈をしていても
時間の無駄だ。
昨日はシャンソンのコンサートに
行って楽しかったよ。
へー、シャンソンなんていうのも、
パリだの恋だのと、全然乗れない
世界だよな。
まあ、シャンソンは大人の愛の世界
の歌だからね。
未熟でガサツな君には似合わないさ。
愛の賛歌とかサン・トワ・マミー
とかお馴染の曲もあって良かったよ。
へー、あまり馴染みがない歌だね。
まあ、歌と言えば、演歌でしょう。
私ばかよね。おばかさんよねとか。
横浜、たそがれ、ホテルの小部屋。。
とかね。
あー、うるさい。早く帰れ。
大事な時間が無駄になるよ。
お前がいると、余計暑くなるわ。
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