パリのバラード

ムステイエの村からの眺め。

赤いゼラニウムが鮮やかですね。


今日も天気予報通り雨の一日でした。

午後には濃い霧も出て来て、一時はまるで

雲の中にいるような感じでした。


今は強い風が吹き、夜空を雲がぐんぐん

流れて、月が顔をのぞかせています。

どうやら明日は晴れそうです。


パリのバガテル公園のバラ。


あちこちでバラの花が見ごろとの便りが

聞かれます。

我がガーデンのバラは、スパニッシュ・ビュ

ーティが二輪咲いただけで、期待のピエー

ル・ド・ロンサールもつぼみは膨らんできまし

たがまだ咲きません。

やっぱり、バラ造りは難しいのかなぁと少し

心配になってきました。


今日は、フランシス・ルマルクの「パリの

バラード」の一節を紹介しましょう。

このところ、シャンソンづいていますね。

これも、自分で訳してみました。


セーヌの河岸をぶらぶら歩きながら

時の流れで黄ばんだ一冊の古い本を見つけた

僕はその本の中で

君が生まれた時から今までに

同時に経験した

多くの苦しみと喜びを読んだ

すべての通りに

ロマンスが書かれている

愛のロマンスは幕を開き

やがて終末を迎え、死んでゆく

ゆるやかに