千鳥が淵の桜です。

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今日は東京に行きました。先ずは東大病院での定期健診。東大の構内も

桜が満開で、とてもきれいでした。


午後遅くから千鳥が淵の桜を見に行きました。東京の桜はここが一番き

れいだと思います。今年は、自粛ムードのせいか例年に比べて、人出も

少ない感じがしました。


東京の桜は昨日から満開だそうで、すごくきれいでした。あまりきれい

過ぎて、言葉になりません。



   「桜ばないのち一ぱいに咲くからに

    生命(いのち)かけてわが眺めたり」


            岡本かの子


この歌のように命をかけて、眺めた訳ではありませんが、満開の桜の花

を見ていると、つくづく命の尊さとか、深さ、力強さを感じます。



   「春ごとに花のさかりはありなめど


    あひみん事はいのちなりけり

           
           古今集 よみ人しらず


   「毎年春ごとに花の盛りはきっとあるのだろうけど、

   それに会えることは命あってのことであるよ」




   「花に染む心のいかで残りけん

    捨て果ててきと思ふ我が身に」


            西行


   「花の色に心が染まるほど花に執着する心がどうして、

    この身に残っているのか。あれほど全ての執着を

    捨て果てたと思っていたのに」


憂き世を捨てて、出家した身でも、桜を見ると心が騒ぐという気持ち、

とても良く分かります。  

    

千鳥が淵から英国大使館の前を歩きました。ここまで来ると人通りも

少なくて、静かでした。

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