遠きむかしかな。

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今日の熱海はうす曇りでしたが、暑くも寒く

もなく、春らしい陽気でした。


西熱海の桜並木は、もう葉桜になってしまい

ましたが、あちこちにある山桜はまだ咲いて

います。

とは言え、山桜も大分散り始めていて、風が

吹くと花吹雪になっていますが。


   「ゆく春や逡巡として遅ざくら」

              与謝蕪村


  「ためらいがちに、春が去ろうとしている。

   その遅い春と同じように桜がためらい

   ながら花を開いている。」



カフェ・ミモザの看板の左横に植えたモミジ

が芽を吹いてきました。

モミジは秋の紅葉がきれいですが、新緑も

きれいですね。


ガーデンの入口です。今日は与謝蕪村

春の句で行ってみましょう。

    
 「遅き日のつもりて遠きむかしかな」

          与謝蕪村


  「長い春の一日が暮れようとしている。

   このような長い春の日が積もり積もって

   青春の日も遠い昔になってしまった。」


この句を読んでいたら、アズナブールの

「帰り来ぬ青春」という大好きな歌を思い出し

ました。

生命の芽吹く春は、遠い自分の春を思う季節

なのでしょう。


フリージアが咲き始めました。植えっ放しに

してあったものが、こうして株も増えて咲いて

くれるのは嬉しいものです。


ガーデンの芝生と花たちを見ていて飽きる

ことがありません。

でも、花がら摘みとか水やりとか忙しく、

手を休めて眺めているヒマはあまりない

のですが。


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