シジフォスの神話

人気ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックして、応援して下さいね。


夕べまで、ずっと吹き荒れていた強風がやっと

止みました。

それにしても、いつもながら本当に執拗な風だ

なあ。


強風に耐えて咲いているタチアオイ、良く

頑張ったね。

木の枝が折れたり、背の高い花の苗が倒れたり、

プランターがひっくり返ったり、強風には

ウンザリです。


今日からカフェミモザは、一回目の夏季休業に

入ります。

休業をお知らせする玄関の張り紙です。


昨日に引き続き、ガーデンの植え木の剪定作業

をしました。

今日の作業は、伸び過ぎた大きな枝の剪定。


ノコギリを使って、思い切って切りました。

ガーデンがまたたく間に、切った枝で一杯に

なりました。


 神々はシジフォスに、休みなく岩を山の頂上

まで転がして運び上げる刑罰を科した。

 山の頂上に達すると石はそれ自身の重さで

再び落ちて来るのであった。

 無益で希望のない労働以上に恐ろしい刑罰は

ないと神々が考えたのは理由のあることで

あった。

  アルベール・カミュ「シジフォスの神話」


高校生の頃に愛読したカミュの「シジフォスの

神話」の一節です。

「異邦人」も好きな本でした。


神から課せられた無益で希望のない労働を、

黙々とこなして行くことが生きるということ。。


現役で働いている時には、この言葉を良く噛み

しめていました。

これに比べれば、庭仕事は、結果が出るから良い

ですよね。


強烈な陽射しの下での作業は、2時間ぐらいが

限度ですね。

時々、パラソルの下に腰掛けて、水分を補給

します。


黒い花のタチアオイも風に堪えて咲いています。