引っ越しが目前に迫り、引っ越し準備もいよいよ
ラスト・スパートです。
今年の春のミモザガーデンの写真を見ていると、
引っ越しが春でなくて良かったなあと思います。
春だときれいな花たちを前にして、離れ難く
なってしまいそうだからです。
今日で最後なので、少し真面目な話を書き
ましょう。
アメリカで80歳以上の人にアンケートを
取った。
「人生で最も後悔していることは何か」と
質問したしたら、70%以上が
「挑戦しなかったこと」と回答したそうです。
一度きりの人生、後で後悔するより、先ず挑戦して
みることが大事だなあ。。。とつくづく思います。
と言っても、中々踏みきれなかったことが多かった
のですが。
挑戦して、たとえ失敗しても、挑戦せずに後で後悔
するよりはましですね。
おもしろき事もなき世をおもしろく
住みなすものは心なりけり
高杉 晋作
幕末の風雲児、高杉晋作の辞世の句です。
この世には面白いものは何もない。
しかし、その面白くない世の中を面白く
送らせるのは自分の心であるよ。
本当にその通りですね。
自分の心の持ちようが大事だと実感します。
我生の 美しき紅 皆消えぬ
高浜 虚子
この年になって来ると、この句の意味が良く
痛いほど分かります。
人生の美しい輝き、喜び、そして悲しみまでも
消えてしまった感じがします。
憂きことも嬉しき折も過ぎぬれば
ただ明け暮れの夢ばかりなる
尾形 乾山の辞世の歌
今までさんざん辛いことも嬉しいことも
数々経験してきたが、過ぎてしまえば毎日毎日
が夢、その日その日の明け暮れの夢ばかりで
あった。
そうですね。過ぎ去ってしまえば、毎日毎日が
夢のようだったような気もします。
こし方は一夜ばかりの心地して
八十路あまりの夢を見しかな
貝原 益軒の辞世の歌
これまで歩んできたわが人生はまるで一夜の
夢のようだ。その一夜で八十余年という年数
を一ぺんに見たようであるよ。
本当に、振り返ってみると、色々なことが
まるで一夜の夢のようにも思えます。
辞世の歌ばかりになってしまいましたが、最近
辞世の歌に共感を覚えることが多いのです。
まあ、この世との別れが差し迫っているため
なのでしょうね。
「ミモザガーデンの日記」も今日で終ります。
10年間に亘り、3200回以上の日記を書いて
来ました。
読んで下さった方々に改めてお礼を申し上げます。
大変励ましになりました。
東京に行って、落ち着いたらミモザガーデンの日記
ー東京シリーズを始めたいと思っています。
よろしくお願い致します。
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