冬の花火



寒波が来ているせいで、このところとても寒いですね。

その上、昨日までは強風が吹きまくり、散々なお天気です。


今日は、昼間にガーデンの水やりをしました。

雨が少ないので、ガーデンはからからに乾燥していています。


今夜は、12月になって2回目の熱海の冬の花火大会です。

ドーン、ドーンと打ち上げる音が、山に響いています。


今月は、もう一度24日に予定されています。

熱海に住んでいると、慣れっこになってしまい、もうあまり感激しないの

ですが。あー、またやってるなあという感じです。


昨日の日経の夕刊のプロムナードというコラムに、今年の現代短歌大賞は、

宮英子さんの「青銅色(あをみづがね)」に決まったというエッセイが載

っていました。歌人小高賢さんのエッセイで、宮さんの人となりや歌が

紹介されています。


宮さんは、大正6年生まれの96歳だそうで、亡くなった母と同じ歳です。

この宮さんの歌が、本当にのびのびとして、素晴らしい歌なんです。


  
 充分に生きたりこのあと如何せむ思へど今はおなかが空いた


「今はおなかが空いた」というところが可笑しいですね。


   老い老いて我慢すること覚えたり我慢は退(しりぞ)くことに

   あらざり


「我慢は退くことにあらざり」って、良い言葉ですね。

 そうですよ、老いても決して退いてはいけません。   



   そっと来てそのまま去りしひとのやうに昼すぎの雪音なくやみぬ


このように抒情溢れる歌もあります。


   聞き耳をたつればたしかに雨の音しづかに秋の深みゆくなり


老いても、みずみずしい感性を保ち、自分を客観視出来る心を持ち続ける

ことは、素晴らしいですね。少しでもいいから見習いたいものです。


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