伝説のdancingbraveの勝利

[人気ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックして、応援して下さいね。


今日の熱海は、昨夜から降り出した雨が

一日中降りやまず、暗い一日でした。


夕方になっても、風雨が強く、これじゃ

ガーデニングどころではありませんね。


今日の2階から見たガーデンは、雨の降り

しきる寂しげな秋のガーデンです。

明日も雨の予報で、折角カフェがオフなのに

残念です。


この絵は、ありし日のダンシングブレ―ヴ

の雄姿です。


今日は、先日、ちょっと話題になった

ダンシングブレ―ヴのことについて書きます。


去る10月5日に、パリのロンシャン競馬場

行われた凱旋門賞、日本から3頭が出走したの

ですが、6着、8着、14着と惨敗でした。


今年は、日本馬が有力との前評判で、テレビで

live中継も行われました。

しかし、期待に反して、結果は全く良いところ

なしでした。


ことに、有力視されていたハープスターは、

直線まで待機して、一気に追い込む作戦に出まし

たが、全く届かず8着に終ってしまいました。


ロンシャン競馬場パドックです。


1986年の凱旋門賞で、ダンシングブレ―ヴ

は、やはり直線まで最後方に待機していました。

そして、直線に入ると、猛烈な追い込みに入り、

並みいる強豪を一気に抜き去り、最後は悠々の

一馬身半の差を付けて、レコード勝ちしました。

その追い込みは、弾丸のような早さで、正に

奇跡的な勝利でした。


この結果、ダンシングブレ―ヴは、世界の競馬史上

最強馬にランクされることになったのです。


この馬は、1893年のイギリスダービー

勝馬「ISINGLASS」です。


今回、ハープスターに乗って、同じような

作戦を取った日本の騎手に対して、海外の競馬

ファンから「騎手はダンシングブレ―ブの幽霊

に乗っていると思っていたのでは」と皮肉られ

ました。


「日本の騎手は、あのダンシングブレ―ヴに

乗っていると、勘違いしているのじゃないの。

それじゃ勝てないよ」というかなり厳しい

コメントです。


ハープスターは、日本では鋭い追い込みで、

勝っている馬なのですが、ロンシャン競馬場

勝つには、通常はある程度良いポジションにいない

と無理なようです。


最後の直線で、前にいる馬たちを一気に追い抜く

ことは、ダンシングブレ―ヴのような不世出の名馬

でないと出来ないことなのでしょうね。

そして、その見事な勝利は、30年近く経っても、

まだヨーロッパの競馬ファンの脳裏に刻まれている

ようです。


この馬は、1886年のイギリスダービー

勝馬「DRAMONDE」です。


また、今回フランスの馬、トレヴに乗って

連覇したフランスのT.ジャルネ騎手は「日本の

騎手が日本と同じように乗っていても勝てないよ。

ここで勝つには、戦略が必要さ」とも言って

います。


「なめるなよ、日本人騎手!そんなに簡単じゃ

ないぜ」という感じですかね。

まあ、言いたい放題だなあ。


凱旋門賞で、日本馬は過去に2着が3回あります

が、未だ優勝した馬はいません。

初参加は、1969年のスピードシンボリです

から、もう45年も前になります。

凱旋門賞を勝つことは、日本の悲願のようですが、

そう簡単ではないようです。


ダンシングブレ―ヴが勝った1986年10月の

凱旋門賞は、実際には見ていません

(今はYouTubeで見ることが出来ます)。


でも、この年にイギリスに住んでいて、大本命の

ダンシングブレ―ヴが2着に敗れてしまった

ダービー(6月)を見ました。


ダンシングブレ―ヴの大ファンだったので、

ショックでしたが、どんなに強くても、負けること

があるということを学びました。


ブログのタイトルdancingbrave1986の由来は

ここから来てます。