西行の秋の歌

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    今日は、朝からどんより
    と曇っていて、今にも
    雨が降り出しそうなお天気
    でした。

    案の定、午後遅くになって、
    冷たい雨が降り出しました。
    気温も低く、急に秋が深ま
    ってきたような感じです。
  
    今日は、西行の秋の歌で
    行きましょう。

    おしなべて ものを思はぬ 
    人にさえ  心をつくる
    秋の初風

    普段は物を思い悩むことの
    ない人にまで、もののあわ
    れの心を付ける秋の初風よ。

    まあ、普段は能天気なおじ
    さん、おばさんでも、 
    秋の風が吹くと、「ものの
    あわれ」を感じるという
    ことですね。

    でも、こういう日本人の
    情感は、今でも受け継が
    れているのでしょうか。
    スマホばかり見ている
    今の若い人たちを見ている
    と、秋の風に「ものの
    あわれ」を感じるのか、
    かなり疑問ですね。


    午前中に、函南町に買い
    物に行きました。
    その時に見えた富士山です。
    まるで薄墨で描いたように、
    うっすらと富士山の姿が
    見えますが、分かるかなあ。  
   

    もう、すすきの穂が風に揺れ
    ています。

    おぼつかな 秋はいかなる
    ゆゑのあればすずろに
    もののかなしかるらむ

         西行法師
 
    分からないなあ 
    秋はどうゆう訳で
    こうもむやみにもの悲しい
    だろうか

    どういう訳か分からない
    けれど、秋はもの悲しい
    季節なのですね。

   同じ場所から見た箱根方面
   です。                 
   箱根は、直ぐ近くですからね。

   下を見ると茶畑がありま
   した。  
   ここにも風に揺れている
   すすきの穂がありました。