今日は風が冷たく寒い一日
でした。
大雪となっている地方も多い
ようですね。
さんさんと明るい陽が輝いて
いるプロバンスの写真をUPし
ます。
先ずは昔に訪れたカミュの
お墓を訪れた時の写真をUP
します。
「ペスト」という小説が有名
ですね。
コロナ感染が拡大し、この
小説が再読のため売れてい
るという話を新聞で見まし
た。
若い時に最も影響を受けた
作家、
アルベール・カミュのお墓
です。
古い写真を整理していたら、
この写真が出て来ました。
25年以上も前の写真です。
カミュのお墓は、プロバン
スのアヴィニョンの近くの
ルールマランという小さな
村にあります。
当時ロンドンに駐在してい
ました、帰国の内示が出て
いましたが、もう齢だった
し、欧州には爾後駐在する
ことはないと思い、見残し
た所を見て帰国しようと
思いました。
数日の休暇を取り、ロンドン
からニースまで飛び、レンタ
カーをしてカミュの墓を訪れ
ました。
そして、大作家のお墓にして
はあまりに質素なのに驚きま
した。
プロバンスの太陽の下で暫く
佇み合掌をしたことを思い出
します。
カミュの「シュースポスの
神話」には大きく感化され
ました。
シュースポスは、神々の怒り
を買い、大きな石を山頂に
押して運ぶという罰を受け
ます。
言いつけ通りに山頂に運び
終えた瞬間に岩は転がり
落ちてしまう。
何度繰り返しても、結局は
同じ結果になる。
シュースポスはそれを知り
ながら、黙々と岩を運び続
ける。
無駄になる言うことを知り
ながら、黙々と力を尽くす
という姿や精神に力を貰い
ました。
もう一カ所どうしても訪れた
かったのがプロバンスの陶器
の村、ムスティエです。
プロバンスの山の中にある
この村は本当に美しく、思い
切って訪ねて良かったと思い
ました。
本当に小さな村ですが、周囲の
山と村の中を流れる清流。
そして素朴だけど美しい陶器。
陶器のお店に立ち寄って沢山
並べられている陶器を見てい
るだけで満足でした。
ムスティエには、その後再訪
しており、この写真はその時
のものです。
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