シュースポスの神話

f:id:dancingbrave1986:20090613221245j:plain

   今日は風が冷たく寒い一日

   でした。

   大雪となっている地方も多い

   ようですね。

   さんさんと明るい陽が輝いて

   いるプロバンスの写真をUPし

   ます。

f:id:dancingbrave1986:20090613162953j:plain

   先ずは昔に訪れたカミュ

   お墓を訪れた時の写真をUP

   します。

   アルベール・カミュ

  「ペスト」という小説が有名

   ですね。

   コロナ感染が拡大し、この

   小説が再読のため売れてい

   るという話を新聞で見まし

   た。

f:id:dancingbrave1986:20220123141727j:plain

   若い時に最も影響を受けた

   作家、

   アルベール・カミュのお墓

   です。

   古い写真を整理していたら、

   この写真が出て来ました。

   25年以上も前の写真です。

   カミュのお墓は、プロバン

   スのアヴィニョンの近くの

   ルールマランという小さな

   村にあります。

   当時ロンドンに駐在してい

   ました、帰国の内示が出て

   いましたが、もう齢だった

   し、欧州には爾後駐在する

   ことはないと思い、見残し

   た所を見て帰国しようと

   思いました。

f:id:dancingbrave1986:20220123141643j:plain

   数日の休暇を取り、ロンドン

   からニースまで飛び、レンタ

   カーをしてカミュの墓を訪れ

   ました。  

   そして、大作家のお墓にして

   はあまりに質素なのに驚きま

   した。

   プロバンスの太陽の下で暫く

   佇み合掌をしたことを思い出

   します。

   カミュの「シュースポスの

   神話」には大きく感化され

   ました。

f:id:dancingbrave1986:20090609191439j:plain

   シュースポスは、神々の怒り

   を買い、大きな石を山頂に

   押して運ぶという罰を受け

   ます。

   言いつけ通りに山頂に運び

   終えた瞬間に岩は転がり

   落ちてしまう。

   何度繰り返しても、結局は

   同じ結果になる。

   シュースポスはそれを知り

   ながら、黙々と岩を運び続

   ける。

   無駄になる言うことを知り

   ながら、黙々と力を尽くす

   という姿や精神に力を貰い

   ました。

f:id:dancingbrave1986:20090609181945j:plain

   もう一カ所どうしても訪れた

   かったのがプロバンスの陶器

   の村、ムスティエです。

   プロバンスの山の中にある

   この村は本当に美しく、思い

   切って訪ねて良かったと思い

   ました。

f:id:dancingbrave1986:20090609193532j:plain

   本当に小さな村ですが、周囲の

   山と村の中を流れる清流。

   そして素朴だけど美しい陶器。   

f:id:dancingbrave1986:20090609184828j:plain

   陶器のお店に立ち寄って沢山

   並べられている陶器を見てい

   るだけで満足でした。

   ムスティエには、その後再訪

   しており、この写真はその時 

   のものです。

 

 はてなブログランキングに参加

   しています。

  下のURLをクリックして一票を

  投じて頂ければ幸いです。

  https://blog.with2.net/link/?102199