「たのしみは庭にうゑたる春秋の花のさかり
にあへる時々」
これは昔の人が詠んだ歌ですが、花を愛する
ガーデナーの気持ちは昔も今も変わりませんね。
特に、冬の間にすっかり枯れてしまった宿根草
が春になって元気な芽を吹いて来たのを見つけた
時は、本当に嬉しいものです。
自然の生命力の不思議さと逞しさを強く感じる
時です。
そうか、厳しい冬に耐えて元気で戻ってきた
のか!と声をかけてやりたい気がします。
もう一つ、
「たのしみは昼寝せしまに庭ぬらしふりたる雨と
さめてしる時」
なんていうのも良いですね。
この悠然たる様子、見習いたいものです。
雨だ風だと騒ぐんじゃない。昼寝をしてる間に
そうか、雨が降ったのかなんて泰然としている
のは凡人には中々出来ないことです。
さらにもう一つ、
「たのしみはそぞろ読みゆく書(ふみ)の中(うち)
に我とひとしき人をみし時」
ガーデニングではないけど、これも良く
分かるなあ。読書の醍醐味ですね。
今日も暖かな一日でした。
カフェは午後遅くに来客2人あり、テラスで
コーヒーを飲んで帰られました。