これもモネの庭です。
今日は久しぶりの雨。ガーデンにとっては、恵みの雨です。
「雨ばかり降っていやになるなあ」とあんなに言っていたのに、お天気が続き
乾いたガーデンを見てると、「たまには雨が降らないかな」なんて勝手なも
のです。ともかく、今日はとても良い雨でした。
チェコの作家カレル・チャペックの「園芸家の12カ月」は、ガーデナ
ー必読の書です。
「素人園芸家になるためには、ある程度、人間が成熟していないとだめ
だ。言いかえると、ある程度おやじらしい年配にならないとだめだ。
おまけに、自分の庭をもっていることが必要だ。」 なんて、名言だと
思います。やや我田引水ですが。
「ほんとうの園芸は牧歌的な、世捨て人のやることだ、などと想像する
者がいたら、とんでもないまちがいだ。やむにやまれぬ一つの情熱
だ。」 これもわが意を得たりの言葉です。
そして5月の雨について、チャペックはこう言ってます。
「うれしい雨。ひやひやした水の。なんというこころよさ。わたしの魂に
水を浴びせておくれ。わたしの心を洗濯しておくれ。」
恵みの雨に心も洗濯されました。そして、カフェを閉店してから、近くの温泉に
行って、身体も洗濯されました。