今日は東京に出かける用があったので、ついでに丸の内仲通りと日比谷
公園で開かれている2つのガーデニングショーを駆け足で見学して来ま
した。
先ずは「丸の内仲通りガーデニングショー2011」です。
丸の内仲通りは、並木が大きく育ってきて、本当にいい雰囲気になって
きました。
通りの両側は高級ブランドショップばかりで、ちょっと親しみやすさが
ないのですが、まぁそういうリッチな感じがここの売りなんでしょう
ね。
これはテーマガーデン「ロートレック ガーデン」です。三菱一号館
美術館で現在開かれている「トウルーズ=ロートレック」展にちなんだ
作品だそうです(作者はガーデンデザイナーの保立美智子さん)。
これは横から見たところ。黄色いバラはトウルーズ ロートレックとい
う名のバラだそうです。
これは「明日への架け橋」という作品です。
これは「青空教室」という作品です。
「花たちの舞踏会」という作品です。
全部で15作品が展示されていました。全体の印象としては、少し
頭でっかちで、伝わってくるものが希薄で、「うーん。これがガーデニ
ングなのかなぁ」という単純な疑問でした。
ガーデニングと言うよりは、ウィンドー・ディスプレイとかフラワー
アレンジメントとかオブジェのアート作品みたいな感じがしました。
ちょっと長くなりますが、丸山健二さんの「安曇野の白い庭」からの
一節を紹介します。
「目をやったばかりは確かに魅せられるのだが、ものの数分と経ない
うちに、底の浅さに、不自然さに、生き物である植物をオブジェ
のようにしかとらえらることができないセンスにうんざりしてく
る。」
煎じ詰めるところ、ガーデニングとは何かという問題に帰着しますね。
丸山健二さんは「地味でも立去り難い庭こそが素晴らしい庭と言える
のだ。」と書いてますが、この考え方に賛成です。
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