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「今日は、午前中に地主さんの家に行って、
畑仕事をしたよ。
暫く畑仕事サボっていたので、草がボウボウに
生えてしまっていて、草取りが大変だったよ！」
「毎日草取りをしてやらなければ、良い野菜は
育たないよ。片手間の畑仕事じゃロクなものは
できないぜ」
「まあ、そりゃ分っているんだけど、時間がない
からねえ。出来る範囲でやるしかないさ。
それより、畑の近くで咲いていたこの黄色いユリ
の花きれいだろう」
「そうだねえ。この花が野生しているなんて良い
ね」
「これは同じ場所に咲いていた露草だよ。
いかにも路傍の花という感じがするだろう」
「この辺で露草に因んだ歌など出る感じかな」
「よく分かるね。それじゃ行くぜ。
つつがなき幼馴染（おさななじみ）と
会えた日の 午後の露草すなおにしぼむ
鳥海 昭子
露草の花言葉は、変わらぬ心だそうだよ」
「午後、今度は庭仕事をしようと思っていたら
雨が降ってきてしまったよ」
「雨が降って、休めて良かったのじゃないか。
せっかくのオフなのだから少しのんびりしろよ」
「雨が降っているガーデンを見ていると落ち着か
ないんだよな。
そうだ、あの花の花がら摘みをしなくてはとか
あの木の枝を剪定しなくてはとか。。。」
「そんな気持ち、さっぱり分からないねえ。
ガーデナーというのは、何だか落ち着かないもの
だねえ。雨が降ったら、良いお湿りだと思って
ジッとしていなくちゃ」
「確かに、このところ強い日照りの日が続いて
いたからね。この雨は良いお湿りだね」
「今日は気温が急に下がって肌寒い位だったね。
明日はまた暑くなるそうだよ」
「体調管理に気を付けないとね、じゃまた明日！」
