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今日は立冬です。
熱海でも、このところ気温がぐんと低くなって、
朝晩はかなり冷え込んできています。
気温が下がって、カフェミモザのガーデンの木々
も少しづつ紅葉し始めました。
特にこのカナダカエデは、真っ赤に紅葉して散り
始めています。
ここで紅葉の歌を一首。
ちらねどもかねてぞ惜しき もみぢばは
今は限りの色と見つれば
古今和歌集 よみ人しらず
散らないうちから惜しい、この紅葉した
葉は今が一番美しい これを過ぎると
散っていってしまう
午後になると、日が急に傾き、パラソルが芝生
の上に長く影を落しています。
秋という季節は、どうしても感傷的になりがち
です。
日本人は、命の儚さや移ろいやすさをを見に沁み
て感じるこの季節が好きですね。
秋の歌は良い歌が多く、いずれも心に響きます。
もっとも、若い時には実感をもって感じられず、
その良さが分かるようになったのは、自分が
老いを感じるようになってからです。
菊を詠んだ歌も多いですね。
うゑし時花まちどほにありしきく
うつろふ秋にあはむとや見し
植えた時には、花の咲くのが待ち
遠しかった菊の花
色が変わり衰える秋にあうだろうと
見ていたことか
外が寒くなったので、暖かな出窓に鉢を置いて
あげました。
カフェミモザは、明日から３日間の定休日と
なります。
