いのちの盛りに

 清楚な白いアネモネ

 花が咲いています。

 この歌は何度も引用し

 ていますね。

 

  信じあう

  美しさあり

  アネモネ

  色とりどりに

  咲きそろいたり

   鳥海 昭子

 薔薇を歌った短歌では

 やはりこれが有名です

 ね。

 

  くれなゐの

  二尺伸びたる

  薔薇の芽の

  針やはらかに

  春雨のふる

   正岡子規

 少し長くなりますが、

 ピエール・ド・ロンサ

 -ルのこの詩も好きで

 す。

 

 おお 束の間に

 かわいい人よ 

 薔薇は ああ

 美しい花を地に散らし

 てしまった

 おお 自然はなんと

 薄情なのか

 こんなにも美しい花の

 いのちが

 朝から夕(ゆうべ)

 だけのものなんて  

  

 だから かわいい人よ

 わたしは思う

 あなたの花ざかりの

 日々がみずみずしく

 息づいているときに

 摘むがよい 摘むのだ

 その若さを

 この花のように

 やがては老いが

 あなたの美しさを

 萎れさせてしまうの

 だから

 

 「カッサンドルに奉げる

  オード」

  愛のフランス詩集

  吉田加南子 編・訳 

 老いてから後悔しない

 ように、今、いのちの

 盛りに恋をしなさいと

 いうのがロンサールの

 詩にみられるテーマだ

 そうです。

 まあ、今のシニアには

 役に立たない言葉です

 けどね。。。 

 マーガレットの花が盛り

 です。

 正しく命の盛りだなあ。

 今の内に恋をしなさい

 よ。

 枯れた後はシニアが

 花がらを摘んであげる

 からね。

 

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