好いたことをして

 今日も一日中小雨が降る

 寒い一日でした。

 春はどこか遠くに行って

 しまったのかなあ。

 でもこんな日もいつかは

 終わりが来ますよね。

 

   いかにして

   暮らしやすらむ

   これまでは

   今年の冬は

   まこと困りぬ

     良寛

 

 この気持良く分かるなあ。   

 雨の中散策に行った時に

 見かけたこの気持の悪い

 ものは何でしょう。

 家の近くの切り倒された

 桜の切株なのです。

 何だかとても醜悪な形で

 すね。

 先日、この知らせが桜の樹

 に貼られていました。

 花が咲く前に伐採するなん

 てひどい事をするなあと、

 ブログにも書きました。 

 こんなに立派な桜の樹

 でした。

 確かに幹の中央に空洞

 が出来てはいますが。

 要するに老いぼれた樹

 は若木と替えてしまえ

 ということなのですね。

 と、シニアには不愉快

 な話だなあ。

 こうして桜の季節には

 満開の桜を楽しんでい

 ました。

 もうこの桜を眺める事

 は出来ませんね。

 植え替えた若木が育って

 花を沢山咲かせるように

 なるのには早くて5年は

 かかります。いや、10年

 以上は必要かな。

 よーし、それまで頑張っ

 て生きてやるか!

 その頃にはこのミモザ

 も大木になっているだ

 ろうなあ。

 

 人間の一生は誠にわずか

 の事なり

 好いた事をして暮らす

 べきなり。

 夢の間の世の中に、

 好かぬ事ばかりして、

 苦しみて暮らすは愚かな

 事なり。

  山本常朝 葉隠問書

 

 今日はこの言葉が何とな

 く身に沁みます。

 

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