園芸家は保守的になる。

モネの庭の木陰です。


本当に青葉が眩しい季節になりましたね。今日も少しひんやりとしたお

天気でしたが、明るい太陽と青葉がとてもきれいな一日でした。

去年植えた我が家の山モミジ、カエデ、シマトネリコ、ヤマモモ、マロ

ニエ等がそれぞれ芽吹いきて、ずっと眺めていてもあきません。

早くこの写真のように美しく育って、ガーデンに気持のよい木陰を作っ

て欲しいものです。




見慣れたガーデンの光景も、明るい太陽の光の下で、キラキラと輝いて

いるように見えます。

でも、どんどん育つのは花たちばかりではありません。それ以上に雑草

がアッと言う間に生えてくるので、小さな内から根気よく取らなければ

いけないのも今の季節です。また、暖かくなるとアブラムシやいも虫な

ど花を食い物にする害虫が増えるので、油断出来ません。ガーデナーは

あれこれ仕事があって、手を休めることが出来ないですね。




「たとえ二坪でも三坪でも自分の土地をもち、そこに何かしら植物を植

えてる人間は、たしかに保守的になる。そういう人間は、数千年来の自

然法則をたよりにしているからだ。


しようと思うことは何でも出来る。しかしどんな革命も発芽の時期をは

やめることはできないし、五月以前にはライラックを咲かせることもで

きない。だから人間は利口になり、法則と習慣にしたがうようにな

る。」   カレル・チャペック「園芸家12カ月」