サルトルとボーヴォワール



今日の熱海は、一日中曇天で、うすら寒い

お天気でした。

夜になって、雨が降り出し、今はみぞれ混じり

になってきました。

雪になるなよ!と今日も祈っていますが、

どうなるかなあ。


鳥の餌を入れている台が、大分汚れてきたので、

今日はブラシでゴシゴシとこすってやりました。

元通りに、白くきれいになりました。


今日は、借りて来たDVDで、「サルトル

ボーヴォワール 哲学と愛」(2006年)と

いうフランス映画を見ました。


レンタル屋で、何か面白そうなものがないか

なぁと探していたら、一本だけ置いてあった、

この映画が目に留まりました。あまり、期待してい

なかったのですが、面白かったです。


ソルボンヌの学生時代から一緒だった二人は、

事実婚という形で、パリのサンジェルマンの

同じアパートの別室で、暮らしていきます。

事実婚は、今のフランスでは、当たり前になって

いるようですが、当時は社会的に全く認知されて

いない男女の関係でした。


当時はフランスでも、結婚は女性が男性に従属する

ということであったようです。これを否定して、

対等な男女関係を生きていくことをボーヴォワール

は目指しました。その考え方、生き方が今の女性の

生き方の先駆けとなっています。


サルトルは、女好きのだらしのない男に描かれて

いて、この映画の主役は、ボーヴォワールですね。

ボーヴォワールも、アメリカ人の作家と恋愛関係に

あり、お互いに他の異性との関係には干渉しない、

という生活なのですが、そう簡単ではありません...。


この映画の原題は、「Les amants du Flore,

フロールの恋人たち」ですが、フロールとは、

サンジェルマンにある、実存主義者たちの

たまり場と当時はなっていたカフェ・フロール

のことです。


この写真は、2010年の夏にカフェ・フロール

に行った時の写真です。今は、観光客で賑わって

います。


映画には、作家のカミュも友人として登場して

きて、興味深ったです。


カフェ・フロールで、朝食を食べたのですが、

とても美味しいハムエッグとクロワッソンと

カフェオレでした。また、行ってみたいですね。


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