ホトトギス

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今朝になっても、強風がおさまりません。

このしつこさは、一体どうなっているの

だろう。


でも、ピエール・ド・ロンサールは、強健

ですね。

吹き荒れる風に耐えて、きれいに咲いて

います。


とにかくしつこい風ですからね。

背の高い、ジキタリスやアグロステンマなど

は、風で横倒しになったり、花が散ったり

散々な目に遭っています。


右に見えるアイスバーグなどは、風のせいで、

花が黒ずんでしっています。

二日以上も、間断なく、大きく揺さぶられ

続けられるのだから、たまったものでは

ありませんよ。


今日は、ガーデンにいると、ホトトギスの声

が良く聞こえてきました。


夏山に なくほととぎす 心あらば 

物思ふ われにこゑな 聞かせそ

     「古今和歌集」 よみ人しらず


ほととぎすよ。思いやりの心があるのなら、

声を聞かせてくれるな。いよいよもの思い

がそそられてしまうから。


ホトトギスは、和歌に良く歌われていますが、

気ぜわしい鳴き声で、もの思いがそそられる

とは、思えないのだけどなあ。


今日は、倒れた花を起こして、支柱に結わえ

付けたり、あちこちに散らばった花びらや

葉っぱを拾い集めたり。


強風のお蔭で、要らぬ庭仕事が増えて

ブウブウです。

せっかく、良い季節なのにねえ。



風の止まぬままに、夜になってから雨が降り

出しました。

やれやれ、せっかく咲いたバラたちには、

試練の毎日が続くようです。


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