数ふれば

 今日も快晴でした。

 屋上のミモザの樹は益々

 つぼみを膨らませていま

 した。

 年が明けると、ミモザ

 開花がぐんと近くなりま

 すね。

 大好きなミモザの花が咲く

 春を心待ちにしてます。

 

  思ひやれ 八十路の年の

  暮れなれば 

  いかばかりかは

  ものはかなしき

   古今和歌集 小侍従

 

  思いやって下さい。

  八十の齢が迎える年の

  暮れなので、どれほど

  もの悲しいかを。

 これは今年の春のミモザ

 です。

 来年はこれ以上きれいに

 咲いてほしいものです。

 年の瀬になると色々と物

 思うことがあります。

 

   行く水は 堰とどめても

   ありぬべし 

  過ぎし月日の 

  また返るとは

      良寛

 

 流れる水を堰き止めること 

 は出来ても、過ぎ去ってし

 まった月日は、もう取り

 取り戻すことは出来ない。

 せめてこれから来る老い

 をせき止められないかと。 

  数ふれば 年の残りも

  なかりけり

  老いぬるばかり

  かなしきはなし

     和泉式部

 

 数えてみると今年の残り

 もなかったよ。

 老いてしまったことほど

 悲しいことはない。

 熱海のミモザガーデンの

 ミモザです。

 今はなき庭ですが、ミモザ

 の花が早春になるととても

 きれいに咲きました。 

 この写真を見ていると、

 カフェミモザを一生懸命

 に経営していた頃を懐か

 しく思い出します。

 過ぎ去ってしまった年月

 を、もう取り戻すことは 

 出来ませんが。。。

 

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