忘れじの 行く末までは

 お正月もアッと言う間に

 三元日が終わります。

 こうして一年が過ぎて

 行ってしまうのですね。

 

  むらぎもの 心悲しも

  あらたまの 

  今年の今日も

  暮れぬと思えば

     良寛

 

 むらぎもは心、あらたま

 は年の枕詞。

 楽しみに待った正月の

 一日が暮れていくのを

 惜しむ気持ちがあふれ

 ている歌です。

 今年は卯年。と言うこと

 は再来年は巳年か。。

 再来年には7廻り目の

 年男となるのだけど、

 果たしてそれまで持つ

 のか、あまり自信がな

 いなあ。

 もう男性の平均寿命を

 過ぎてしまったからな

 あ。

 なんて、年寄りの暗い

 話はいけないですよ。

 昨年買ったヒヤシンス

 の株。

 咲き終わった鉢を庭の

 隅に置いてあったのです

 が、最近になってまた

 芽を出して来たので部屋

 の中に入れました。

 そうしたら、こうして

 花が咲き始めました。

 細くても命を繋いでいる

 花は見事です。

 このシクラメンも同様

 です。

 花の終わった鉢を庭に

 置き水だけはやってま

 した。

 部屋の中に取り込んだら

 花を咲かせています。

 いつものことながら、

 花の強い生命力には感動

 します。

 ガーベラは派手な花なの

 で弱そうに見えますが、

 意外に丈夫な多年草

 す。

 見かけだけで判断しては

 いけないのは花も人間も 

 同じですよ。

 最近はあまりしませんが

 お正月には百人一首

 かるた取りをしますね。

 中でもこれは好きな歌

 の一つです。

 

  忘れじの 

  行く末までは

  難(かた)ければ

  今日を限りの

  命ともがな

   儀同三司母

 いつまでも忘れないと

 いう言葉が遠い将来ま

 で変わらないというの

 は難しいでしょう。

 その言葉を聞いた今日

 を限りに命が尽きてし

 まえば良いのに。

 

 というロマンチックな

 歌です。

 毎日、ミモザを観察して

 いますが、今日もつぼみ

 が少し膨らんだように

 見えました。

 開花が日毎に近付いて

 いますね。楽しみです。

 

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