爆探犬を普及させよう


昨日の東京での大事な用件は、爆発物探知犬

セキュリティ協会の主催する危機管理セミナー

にパネリストとして、参加することでした。


爆発物探知犬(爆探検)とは、犬の優れた

嗅覚を利用して、爆発物を探知する訓練が

行われた犬です。

麻薬探知犬とか警察犬とかは良く知られていま

すが、爆探犬は、爆発物だけを探知するように

訓練された犬です。


この爆探犬を利用して、爆発物テロの防止を

行います。

爆探犬は爆発物探知機に比べて、広範囲に探知が

出来、発見能力も犬の方が機械を上回って

います。


アメリカなどでは、爆探犬はテロ対策に幅広く

利用されていますが、日本では、ほとんど利用

されていません。

このため、爆探犬の普及を促進するための協会

が今年の六月に設立されました。

私もボランティアとして、この協会の役員となり、

活動を支援しています。


爆探犬に適しているのは、ラブラドール・レド

リバーです。

この日は、セミナーの一環として、デモンスト

レーションが行われました。

これは爆発物(本物ではなく爆発物マーカー)を

探しているところで

す。


犬の嗅覚は、人間の何と一億倍!と言われ

てます。

嗅覚一億倍は酸臭についてですが、スミレの

花臭は3000倍、ニンニク臭は2000倍まで嗅ぎ分け

られます。

爆発物は色々な種類がありますが、訓練された

爆探犬は、全ての爆発物を嗅ぎ分けることが

出来ます。


この日のデモンストレーションでは、車の

ガソリン注入口に爆発物マーカーを隠して

いましたが、難なく発見しました。


発見するとその傍でお座りをします。

そこへ爆探犬のハンドラーが駆けつけて、

爆発物の処理をします。


幸い今の日本では、爆発物テロがありません

が、中近東はもとより、アメリカやヨーロッパ

では、爆発物テロは身近な危険です。


日本でも70年代には、三菱重工本社の爆弾テロ

を始め、企業を対象とした爆弾テロが続発し

ました。


危険を未然に防ぐために、爆探犬の利用を

もっと広めていきたいと思っています。

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