老いぬとて

人気ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックして、応援して下さいね。


今年もあと3日、本当に残り僅かになりました。


今日は、午前中に隣町の函南町に買い物に行き

ましたが、年末の買い物客の車で、道路が混雑

していました。


園芸店に寄って、ガーデンに植えるジキタリス

を買い足してきました。

その他に、ノースポールやビオラなどを少し

買って帰りました。


午後から、買って来た苗を花壇に植え込む作業。


3時を過ぎたら、日が陰り寒くなってきたので、

早々と切り上げました。

冬の庭仕事は、作業時間が短くなりますね。


年末なので、年を取ることを詠んだ歌を2首。


  年月は 行きかもするに 老いらくの

  来れば行かずに 何つもるらむ

        良寛

年月はいつの間にか、行き過ぎてしまうのに、

老いはやって来ると何故にそのまま人の身に

降り積もってゆくのだろう。


自分が老いてゆくのを嘆く歌です。

老いを嘆くこういう歌は、短歌では定番ですね。


  老いぬとて などかわが身を せめぎけん

  老いずは 今日にあはましものか

       「古今和歌集」としゆきの朝臣


これまで私は老いてしまったとわが身を怨み

嘆いていたが、どうして怨み嘆いていたのだろう

年を取らなかったら、今日のこの嬉しいめに

会えなかっただろうに。


老いを嘆いているだけではなく、こういう前向き

な気持ちが良いですね。

年を取ることをポジテイブに考えて行く気持ちを

大切にしたいものです。